Kankyo Records

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Earthwork [Cassette]

Earthwork [Cassette]

2,000円

QTY

本作『Earthwork』は、1985年に細野晴臣が提案した「観光音楽」に呼応しながら、その系譜を受け継ぎ、現代における「観光音楽」の可能性を探る試みとして、東京を拠点に活動するコンポーザー、サウンド・アセンブラーのYama Yuki によって制作されました。

「観光音楽」は、架空のコンセプトでありながら現実世界にも通じており、細野晴臣が設立したMonad Recordsからリリースされた四作品のみに名付けられています。環境音楽、アンビエント、第四世界音楽、ニューエイジ、ワールドミュージック、電子音楽、実験音楽——それらすべてを含みながら、どれにも還元されることなく、ニューエイジが天へと昇ろうとしたのに対し、大地に耳を澄まし、土地の記憶に触れ、現実を異化する方向へと向かった「観光音楽」。

『Earthwork』において、Yama Yuki は未完の「観光音楽」の地図を広げ、自身の境界を溶かし、絶えず変化する感覚やその流れのなかへ飛び込むようにして、聴き手をどこでもない場所への旅へと誘います。異国情緒漂うヴェールを纏った「Planetary Drone」で幕を開け、柔らかな音色が空間に溶け込むようにして、繊細で色彩豊かなサウンドスケープを静かに織り上げていきます。

新世界の植物の揺らぎに包まれながら、一呼吸おくような「Natureza Nova」の音をくぐり抜けると、愛らしく奇妙な生命体の発光を思わせる空間のなかで、新星のポリリズムが心地よく響きます。時間とともに蓄積されていく記憶と感情が幾層にも重なり、大地の循環と共鳴しながら、最終曲「Earth Phase」では、聴く者の内面へと静かに根を下ろしていくかのようです。

異郷の残響のような音の断片と、そこに差し込まれるユーモアと余白が、耳の奥でやさしく響き合いながら、「観光音楽」という未完の地図の、その先をそっと描き出すような作品です。[GRRRDEN]

Sounds generated by machines and nature, assembled by Yama Yuki
Mastered by John Thayer
Cover Design by Yudai Osawa (osawayudai.com)
Music Video by Yengo
Manufactured by Kankyō Records











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